2011年1月5日水曜日

鐘馗(しょうき)寺由来・その他

【由緒】

宝亀3(762)、安養寺(現在の鐘馗寺)の前の古屋敷に夜な夜なお化けが出没するとの噂が立った。

それを聞きつけた修行者が「よし、わしが正体を見届けてやろう」と屋敷で一夜を過ごした。

すると、噂どおり怪しげな黒い影がスーッと壁に入っていった。

その壁をよくよく見ると、鐘馗大神のご真影が貼られていた。

そこで、修行者はそのご真影を安養寺に移し、本尊として祀る事にした。

その後は、不思議な事にお化けは出なくなり、この地方に流行していた熱病も消え去った。

以来、鐘馗大神は厄病よけ・子供の守護神として親しまれている。

【その他】

普通、鍾馗(金へんに重)と書くが、当寺では鐘馗(金へんに童)と書く。



【アクセス】

・伊予鉄道城北線 高砂町駅で下車 徒歩3

・伊予鉄道本町線 本町五丁目駅で下車 徒歩5